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日本絵画:その他

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一休宗純像 いっきゅうそうじゅんぞう

一休宗純像

 貴賤貧富や身分の差別なく禅を説き、詩歌や書画にも優れた才能を発揮した室町時代の奇僧一休宗純(1394~1481)は、その盛名によって多くの肖像画が描かれた。曲ろくに座す全身像、朱太刀の像、虚堂一休同身の像、半身像など、幾つかの種類があるが、本図は半身を円窓中に描いたもので、一休特有の粗髯蓬髪な風貌を写実的に捉えている。一休像のうち、中国四明の文人張応麒及び守宜人が賛した一休像が知られているが、本図にも同時代の中国四明の文人金湜による賛があり、これら一類の頂相の示す意義は興味深い。恐らく本図も彼の地で賛されたものと思われる。金湜は、字を本清、太痩生とよび、朽木居士と号した。詩歌、書道、絵画を好み、殊に描くところの竹石図は当時非常に喜ばれたという。 日本一休純禅師画像偈 臨濟傳来第幾燈 霊堂南浦舊相仍 至令滄海東頭寺 一脉承當有此僧 四明朽居士 金湜敬題

作者 伝 土佐広周 金堤賛
時代 室町時代(15世紀)
サイズ 71.5×33.3