重要文化財

大元帥明王図像

作品情報

データ

時代 鎌倉時代(13世紀)
素材・技法 紙本墨画 一巻
サイズ 30.0×全長 560.6㎝

解説

大元帥明王は、四天王・八部衆などを支配して、国土・衆生を済度(さいど)する守護神で、一面二臂(ひ)の菩薩形像や、一面八臂・四面八臂・六面八臂・十八面三十六臂などの忿怒形像がある。この大元帥明王を本尊とする修法を大元帥法と称し、入唐八家の一人常暁(じょうぎょう)が図像を中国から請来した承和6年(839)に初めて宮中で修された。この修法は秘法であったため、仏画や図像類の遺品は比較的少ない。この図像の描法は、鎌倉期の多くの図像がそうであるように、線そのものの美しさにも気を配った抑揚のある表現で、生き生きとした感覚が伝わってくる描き方である。全巻にわたって常暁請来本のどの像にあたるかといった出典を明示し、儀軌を含めて、尊像・曼荼羅など合計十六図を描いている。教王護国寺(東寺)伝来。