琴高仙人図

尾形光琳

作品情報

データ

作者 尾形光琳
時代 江戸時代(18世紀)
素材・技法 紙本墨画淡彩 一幅
サイズ 122.2×58.4㎝

解説

『列仙全伝』によれば、琴高は中国周時代の仙人で、趙(ちょう)の人、琴の名人として知られた。ある日、たく水(たくすい)に入って龍子を捕えると約し、約束の日に鯉に乗って水中より現れたという。本図では、琴高の顔や衣裳に見られる整理された無駄のない静かな線描と、水波の筆勢の速い、動きのある線描とが見事に調和している。多才な芸術家であった光琳が、宗達などやまと絵系の作品はもちろんのこと、狩野派など漢画系の画跡をも習得した結果到達した光琳独自の画境といえよう。本図は、江戸後期の琳派の画家酒井抱一(さかいほういつ)編纂の『光琳百図』中に収録されている。