青釉貼付縄文大壺

作品情報

データ

時代 イラン 9~11世紀
素材・技法
サイズ 一口 高143.0㎝ 口径43.5㎝  胴径82.2㎝ 底径25.8㎝  

解説

ペルシアはイランの古称であり、ペルシア陶器には、多彩な色絵具による多彩画陶や多彩釉陶に次いで、本図の大壺のような単色の釉を用いた気品の高い陶器が知られている。特に碧青・青藍釉は、その後のペルシア陶器の基本的な様式となっている。 碧青・青藍釉の大壺は種々伝えられており、この大壺は高さが1メートル40センチもあり、世界的に見ても最大級のものだといえる。この大壺は口縁を下にして伏せ焼きにしたものらしく、釉が口縁に向かって流れている。この青藍釉はアルカリ性で、素地は白色の複合陶土を用いており、素地にもアルカリ分が含まれていて、陶質はきわめてもろい。広く背の高い口頸部には箆(へら)で細かく波状文を彫り、なだらかな肩部は無文としている。胴中央部から下方には、伝統的な貼付縄文と、その間に連珠文を配しているが、この装飾がユニークである。