瀬戸黒茶碗 銘 ワラヤ

作品情報

データ

時代 桃山時代(16世紀)
素材・技法
サイズ 一口 口径12.2㎝ 高9.7㎝ 高台径5.2㎝

解説

高台がきわめて低く、裾の角張った半筒形をした、典型的な美濃の瀬戸黒茶碗である。胴をわずかにすぼめ、口縁は外反りにしている。口縁には山の端状の変化が見られ、胴には縦に箆(へら)削りが認められる。見込み中央の茶溜りには轆轤(ろくろ)目が渦状に残っている。高台脇を少し残して、全面に漆黒の釉薬がかけられており、堂々とした力強い作行きである。高台脇には、表千家六世、覚々斎原叟(かくかくさいげんそう)(1678~1730)の筆になる「ワラヤ(花押)」の銘が朱漆で記され、内箱の蓋裏には同八世、啐啄斎(そつたくさい)(1744~1808)が「瀬戸黒 茶碗 覚々 銘ワラヤ(花押)」と記している。