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企画展 清朝の陶磁器

2018.08.31|金| - 2018.09.30|日|

概要

Overview

 


夾彩花唐草文管耳瓶
景徳鎮窯 中国 清時代 乾隆年間(173695

粉彩は、西欧の七宝技術に学んだ、光沢のない、不透明な釉薬を用いたものである。これは、まず唐草の地紋を施した上に紅彩したもので、地紋に紅彩がよく溜り濃紅色に発色している。粉彩の工夫は、この時期に極めて多彩となり、この主文様の牡丹唐草にはあらゆる色の粉彩釉が用いられている。

 

 

青花黄彩雲龍文盤
景徳鎮窯 中国 清時代 康煕年間(1662~1722)

明時代から、黄地青花、紅地緑彩など色彩の対照を求めた彩磁が焼かれ、清時代にも引き継がれている。青花黄彩もそのひとつで、素地にコバルトで雲龍を描き、空間を同じコバルトで埋めて文様を白抜きにし、透明釉をかけて焼き上げている。さらに黄彩を白抜き文様の部分に釉上から上絵付として施している。

 

 


青磁輪花形瓶
景徳鎮窯 中国 清時代 雍正年間(1723~35)

 

 

紅釉瓶
景徳鎮窯 中国 清時代 1718世紀

小品だが、姿のよい下蕪形の瓶で、柔らかい曲線で形作られ、口縁が外に小さく開いている。銅の還元焔焼成による釉裏紅の一種で、釉下の深みのある紅がむらなく発色している。口縁から内側へ、及び高台裏に白釉がかかり、口縁と高台際の白さが一層鮮紅色を引き立てている。この種の作品は技術的に高度といわれる。

 

 

粉彩団龍文瓶
景徳鎮窯 中国 清時代 雍正年間(1723~35)

豆青は、清時代の官窯で焼造された淡青色の青磁で、その釉色を豆の色に見立てて豆青といい、「釉清く、色美し」とされている。これは、豆青地に不透明な粉彩と呼ばれる色釉で、胴部三方に団龍文を、その上下に主に花卉文を施している。この粉彩は、当時欧州で流行した七宝の技法を倣って磁器に応用したもので、彩色に変化が尽されている。

 

 

青花瑞花文瓶
景徳鎮窯 中国 清時代 乾隆年間(1736~95)

乾隆官窯の青花は、宮殿や離宮の造営などに伴い、大量に生産された。この天球瓶は、天球のように丸い胴部と太い頸とが調和を保ち、堂々とした姿をしている。清時代に入ると、胎土はもとより青料の精選に力を注ぎ、色調は穏健だが、濃く淡く絵画的に、柘榴、蓮花、菊、柿などの吉祥文を精密に描いている。

 

 

緑釉瓶
景徳鎮窯 中国 清時代 17~18世紀

清朝の銅釉のなかに蘋果緑(アップルグリーン)と称するものがある。これは緑郎窯の異名であり、紅色に焼けるはずの銅紅釉が、窯変によって緑色に変化したものである。この瓶は蘋果緑をまねて鮮やかな緑釉を施したもので、緑釉の発色も美しく瀟洒な作行きとなっている。

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