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(重要美術品) 聖徳太子立像

 朱の袴をつけて合掌するこの童子形像は、聖徳太子伝に基づいて制作された太子2歳のときの姿とされ、その形によって南無仏太子像とも呼ばれている。鎌倉時代に入ると、弘法大師空海の幼少像とされる稚児大師像などのように、高僧や偉人の幼年時代を思慕する思想によって童子形の造形が見られるようになるが、本図の太子2歳像もその一例である。この像は、小児の愛らしい姿や柔らかな肌の感触と、鎌倉彫刻に共通する凜とした厳しさの見られる相好とが合致して、聖徳太子の英邁な智慧の輝きをよく示した作例ということができる。胎内には「元応2年仏師康俊作」という造立銘があり、制作年と作者の判明する古作の一つである。仏師康俊は、南都興福寺大仏師を称した人で、鎌倉時代初期の巨匠運慶の系譜を引き、子の康成とともに、全国にその事蹟を遺している。

詳細情報

作   者 時   代 サイズ
康俊 鎌倉時代 元応2年(1320) 総高68.0
  • 四季折々の景観の美

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