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(重要文化財) 色絵金銀菱文重茶碗

 この茶碗は、宗和の依頼によって東福門院(後水尾天皇の中宮、徳川二代将軍秀忠の娘)への献上品として制作されたものと伝わる。銀菱文の碗に金菱文の碗がすっぽりと収まる゛入れ子〟の茶碗で、轆轤の名手と称される仁清ならではの薄い作りで、胴にわずかにふくらみをもたせた端正な姿に挽*ひ*き上げている。口縁部は金と赤の彩色で縁取り、それを際だたせるためか、見込み全面に仁清独特の漆黒釉を塗りまわしている。外面には、白化粧地を効果的に残しながら、赤で縁取った金・銀の菱繋ぎ文と意匠化された蓮弁文をめぐらし、斬新な装飾に仕立てている。それぞれの高台の土見は透明釉で覆われ、高台内に「仁清」の小判形の小印が捺されている。後に土井相模守から山澄力蔵を経て、平瀬家より益田鈍翁に転伝された。『大正名器鑑』所載。

詳細情報

作   者 時   代 サイズ
野々村仁清 江戸時代(17世紀) 金 高8.1 口径8.9 高台径4.9      銀 高9.2 口径9.9 高台径4.9
  • 四季折々の景観の美

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