定期演能会 新作能 金春流「天正少年使節」 2018.10.27|土|開催

MOA美術館リニューアル記念特別展「信長とクワトロ・ラガッツィ」にあわせて、金春流の新作能「天正少年使節」を上演します。天正少年使節とは、1582年に九州のキリシタン大名の名代としてローマ法皇のもとに派遣された4人の少年使節のことです。
2017年日本・イタリア国交樹立150周年にあたり、その記念事業としてローマ、フィレンチェ、ベネチア、ヴィチェンツァの4都市で能楽公演が催されました。ヴィチェンツァは、1585年に少年使節が当地を訪れてオリンピコ劇場で盛大な歓迎式典が催されました。新作能「天正少年使節」はその史実を基に創作された能で、MOA美術館の公演は日本における初公開となります。

 

あらすじ

 江戸時代の末期、天正少年使節について記された本を読んだ旅人(脇)がありし日の少年使節を偲びローマを訪れます。すると旅人の前に伊東満所(シテ)の霊が現れ西洋を歴訪して歓待された日々を語ります。1582年、長崎の港から少年使節はヨーロッパに旅立ちますが、海路の波は荒く高く行く手を阻みます。大波を乗り越えてマラッカ、ゴアを経てリスボンの港、そして永遠の都ローマにとたどり着きました。ローマでは、法皇が我が子を迎えるように彼らを抱擁して遥かな旅路の労をねぎらいます。その後、少年使節はフィレンツェ、ベネチア、ヴィチェンツァ、ミラノなどのイタリア北部の諸都市を巡り熱狂的な歓迎を受けました。
 早くも8年の歳月が流れました。1590年少年使節が日本に帰った時は、秀吉によるバテレン追放のキリスト教禁教令が吹き荒れていました。翌正月に聚楽第で秀吉の謁見が許されますが、その後の彼らの運命はキリスト教迫害の下で苦難の生涯を辿ります。
 伊東満所は、荒波を乗り越えた航海やイタリア諸都市を訪問した8年の歳月を一書を読むつかの間で旅人の目の前に表して、そして夢から覚める如く4人の少年は永遠の海へと消えて行くのでした。

 

鑑賞のポイント

 新作能「天正少年使節」は、8年間を費やして西欧各地を歴訪して帰国した少年使節の史実に基づいて創作されました。シテの伊東満所が語る苦難の航海やイタリア諸都市での歓迎の日々、そして如何に素晴らしい旅を体験したか、心の底を語る姿に耳を傾けていただきたいと思います。

 

●10月27日(土)午後1時30分始
新作能 金春流「天正少年使節」 シテ方 櫻間 右陣

狂言 大蔵流「茶壺」 シテ 善竹 十郎

ワキ 舘田 善博

笛  藤田 次郎

小鼓 幸 信吾

大鼓 亀井 広忠

アイ 善竹 大二郎

◎チケット販売はコチラ↓

各演能日とも、能楽ミニ講座、仕舞2〜3 番、狂言1 番、能1 番がございます。
やむを得ず、出演者が変更する場合があります。

料金(全席指定・美術展も鑑賞できます):
A 席 7,800 円 (友の会 6,800 円)

B 席 6,200 円 (友の会 5,200 円)

C 席 4,500 円 (友の会 4,000 円)

学生席 3,500 円 (学生証提示)

鑑賞チケット+お食事セット券→コチラ

3 公演一括購入、20 名以上の団体購入は、500 円割引致します。

座席表はコチラ

申込先:MOA美術館 能楽堂 TEL:0557-84-2500
振込先:郵便振替 00860-2-187378 「MOA美術館 能楽堂」

 
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