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箱根美術館開館70周年・MOA美術館開館40周年 記念能楽公演

2022.05.01(日)

概要

箱根美術館開館70周年・MOA美術館開館40周年を記念し、特別展「大蒔絵展」の関連イベントとして、能「翁」、狂言「塗附」を上演します。能「翁」は、他の作品のように物語を描くのではなく、祝事・祝舞として古風で独自の様式を持った儀式的な芸能です。
また、狂言「塗附」では、漆の文化が日本人にとって親しみ深いものであることを再認識することができます。開館の周年事業として開催するこの記念公演をぜひお楽しみください。

※『翁』上演中は途中入退場をお断り申し上げます。お早めに御着席くださいませ。

日     時 5月1日(日) 14:00開演(13:00開場)

会     場 
MOA美術館 能楽堂 

料  金(全席指定・入館料込) 
     SS席 8,000円(友の会 7,000円)
       S席 7,500円(友の会 6,500円)
       A席 5,000円(友の会 3,500円)
       B席 4,000円(友の会 2,500円)

申込方法   ◎先行販売[MOA美術館友の会会員]:3月16日(水)10:00 より
             ◎一般発売:3月21日(月)10:00 より

主催者挨拶 14:00〜
能楽公演  14:15〜
 能「翁」
 翁   宝生和英(宝生流二十世宗家)
 三番叟 野村万之丞
 千歳  辰巳和磨
 笛   栗林祐輔
 小鼓  大倉源次郎(小鼓方大倉流宗家 人間国宝)ほか
 大鼓  安福光雄(大鼓方高安流宗家預り)

 狂言「塗附」
 シテ  野村万蔵ほか

 舞囃子「高砂」
     辰巳満次郎ほか

 購入方法   ◎MOA美術館公式オンラインチケット

 問い合わせ:MOA美術館能楽堂 tel.0557-84-2500(休館日を除く、10:00~17:00)

 

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演目について

 

能「翁」

「翁」は他の作品のように物語を描くのではなく、祝言・祝舞として古風で独自の様式を持った儀式的な芸能です。「翁」の特徴のひとつに、役者が舞台上で面を掛けることが挙げられます。役者は「人」として舞台に登場し、舞台上で面を掛けることによって「神」に変身し、天下泰平、国土安穏を祈ります。「翁」は箱根美術館開館 70 周年・MOA美術館開館 40 周年を祝うとともに、度重なる自然災害や新型ウイルスのパンデミック、そして不安定な世界情勢などに向き合いながら生きる、現代の私たちへの寿ぎともなるでしょう。

狂言 和泉流「塗附」あらすじと見どころ

歳暮の挨拶に行こうとする大名二人は、烏帽子を塗り直す暇もなく、お互いの烏帽子も見苦しくなっています。そこに塗師 ( ぬし )が通りかかります。春になったら塗り直してもらおうと言う二人に、塗師は、今ここで塗り直しをしましょうと、烏帽子を被ったまま塗り直しを行うのですが、漆の乾燥中に二人の烏帽子がくっついてしまい…。演目中で、砥の粉の地さびで下地を整えるところから上塗りまで、漆工の工程が示され、当時の風俗を見るような、大変興味深い作品です。

 

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