MOA美術館のご紹介

MOA美術館と岡田茂吉

「美」で多くの人をたのしませ、人間の品性向上に寄与する

MOA美術館は、古くから日本を代表する温泉地であり、伊豆半島の玄関口である静岡県熱海市にあります。美術館のメインロビーからは、相模灘に浮かぶ初島や伊豆大島が一望でき、遠くは房総半島から三浦半島、伊豆半島まで180度の大パノラマが楽しめます。

創立者である岡田茂吉(1882~1955)は、東洋美術の優品の蒐集に努め、海外への流出を防ぐため、1952年に財団法人東明美術保存会(現:公益財団法人 岡田茂吉美術文化財団)を設立しました。同時に、「美術品は決して独占すべきものではなく、一人でも多くの人に見せ、娯(たの)しませ人間の品性を向上させる事こそ、文化の発展に大いに寄与する」という信念のもと、神奈川県箱根町強羅に箱根美術館を開館しました。

その30年後には、創立者の「熱海にも世界的な美術館を建設し、日本の優れた伝統文化を世界の人々に紹介したい」との願いを継承し、1982年にMOA美術館を開館しました。その成り立ちは、昭和32年にまず、熱海市に熱海美術館を開き、昭和57年の創立者生誕百年の年に、現在の美術館を開館、「Mokichi Okada Association」の頭文字を冠するMOA美術館と改め、財団の中心拠点として、美術品の展観をはじめ、いけばな、茶の湯、芸能、児童の創作活動などを通して、幅広い文化活動を展開しています。

MOA美術館では、下記のビジョンを掲げています。

MOA美術館の基本構想

1、日本文化の情報発信をする美術館をめざします。
2、観光事業と美術・工芸の発展を推進します。
3、行政とのパートナーシップによる「新しい公共性」をもった美術館をめざします。
4、熱海市をはじめ近隣の各市町と共に、健康で豊かな心を育む「国際観光文化都市」に向かって、地域交流型の人々に愛される美術館をめざします。
5、学校と連携して、美による情操教育を積極的に推進します。
6、観覧者に幸福感を感じていただける顧客満足度の高い美術館をめざします。
7、上記の活動を多くの皆様に支援していただけるよう、友の会の普及と寄付金制度を確立します。

当美術館では、この基本構想のもと、「美」を楽しむことを通じて心身の健康を図り、美しく生きる人づくり、「美しい家庭」づくり、さらには、心が通い合う美しいまち、地域づくりを進めてきました。
そして、現代社会が抱える問題解決の一助となる画期的な活動として「美育」を掲げ、児童生徒や学校教員の美術への理解を深めるさまざまな活動を行っています。また、日本画と伝統工芸の発展を願い創設したMOA岡田茂吉賞など、芸術家の育成にも力を注いできました。

ぜひ、MOA美術館で美術品の鑑賞はもとより、梅や桜、紅葉など四季折々の花木を庭園でお楽しみいただき、一日ごゆっくりとお過ごしください。

美育 日本美術
地域貢献 景観美

MOA美術館の四季