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灰釉長頚瓶 猿投窯

データ

時代 平安時代9世紀
サイズ 口径9.7 胴径21.8 底径12.9 高29.5

解説

古墳時代に始まる各地の須恵器生産が衰退を始めた頃、猿投地方(名古屋市東部)の陶器生産は急激に発展する。その製品は中国からの輸入陶磁器に次ぐ高級品として作られたものであり、この長頚瓶は器形が力強くて堂々としている。灰白色の、良質の土を用い、水挽き轆轤によって成型したもので、口頚部とゆったりとしたふくらみを持つ胴は成形して繋いでいる。灰釉が濃い黄緑色に発色し、流れて淡緑色を呈しているところもある。平安初期のものである。