展覧会
開催予定
茶の湯の道具展
2025.06.06(金) - 2025.09.16(火)

概要
12世紀に中国より日本に伝えられ禅林に広まった喫茶の風習は、室町時代になると、中国より舶来した唐物を愛好する茶として権威者たちの間に流行しました。15世紀末には、珠光(1423?~ 1502)が草庵の侘び茶を唱え、その茶風は堺の豪商武野紹鴎(1502~55)により町衆らに浸透し、千利休( 1522~91)によって大成されます。茶人らは伝統を継承する一方、自己の美意識にかなった 新しい道具を創造し、茶の湯は、建築、造園、料理、生け花など幅広い分野に影響を与えながら、日本文化を象徴する総合芸術として昇華してきました。 本展では、当館コレクションの茶道具を展観し、茶の湯の魅力の一端を紹介します。
古瀬戸茶入 遠山
黄瀬戸銅鑼鉢