展覧会
開催中
色絵陶磁器展
2025.03.07(金) - 2025.06.03(火)

概要
江戸時代に入ると佐賀県有田において磁器が発生し,京都において色絵陶器(京焼)が焼造され,江戸時代の窯業は瀬戸・美濃,有田,京都の3地域を中軸に展開しました。1616年(元和2),李参平によって有田で,日本で初めての染付磁器の焼造が開始されました。明末の染付,赤絵の影響を受け,酒井田柿右衛門によって赤絵の焼造が始められると,有田の窯業は急速な成長をみました。また有田の鍋島藩は藩窯を設け、色鍋島と呼ばれる精巧な色絵磁器を焼かせるようになり,有田磁器における伊万里,柿右衛門,鍋島の3様式の確立をみました。
本展では、古伊万里・鍋島、京焼の大成者・野々村仁清、仁清に陶法を伝授された尾形乾山の色彩豊かな色絵陶磁器を紹介します。
古九谷色絵松下人物文九角皿
鍋島色絵牡丹青海波文皿
乾山 色絵吉野山透鉢