傘寿記念 人間国宝・藤沼 昇 竹工展
概要
重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)の藤沼 昇氏は栃木県に生まれ、1976年から八木澤啓造に師事して、伝統的な竹工芸の技法を幅広く修得しました。藤沼氏は素材の選定と調整、編組、拭き漆仕上げまで幅広い工程を全て自身で行なう独創的な工芸作家です。その作品は、おおらかな造形と力強い意匠構成が特色で、格調高い造形美が高く評価されています。本展は、藤沼昇の傘寿を記念し、50年にわたる制作のなかから精選した作品15点を展観し、その魅力に迫ります。