基本構想
MOA美術館は昭和57(1982)年に開館し、36年が経過した平成28(2016)年から平成29年(2017)にかけ、展示空間の刷新と設備の更新を目的として、改修工事を実施いたしました。
ロビーエリア、展示スペースの設計は、世界を舞台に活躍する現代美術作家 杉本博司氏が建築家 榊田倫之氏と共に主宰する「新素材研究所」が手掛けました。
古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、現代にどう再構築して受け継いでいくかという問いに取り組み、様々な試みの中から、日本の伝統的な素材を用いた現代的な空間を生み、あたらしいMOA美術館を体現しています。
基本構想
- 日本文化の情報発信をする美術館をめざします。
- 観光事業と美術・工芸の発展を推進します。
- 行政とのパートナーシップによる「新しい公共性」をもった美術館をめざします。
- 熱海市をはじめ近隣の各市町と共に、健康で豊かな心を育む「国際観光文化都市」に向かって、地域交流型の人々に愛される美術館をめざします。
- 学校と連携して、美による情操教育を積極的に推進します。
- 観覧者に幸福感を感じていただける顧客満足度の高い美術館をめざします。
- 上記の活動を多くの皆様に支援していただけるよう、友の会の普及と寄付金制度を確立します。
当美術館では、この基本構想のもと、「美」を楽しむことを通じて豊かな心を育み、児童生徒や学校教員の美術への理解を深めるさまざまな活動を行っています。