第20回岡田茂吉賞展 -工芸アートの最高峰-MOA美術館 リニューアルオープン記念 第6弾 -

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MOA美術館の創立者岡田茂吉は、終生変わることのなかった美術愛好家として、日本美術の動向に注目し、芸術家の活躍に深い関心を払い続けました。 岡田茂吉賞は、創立者の遺志を継承し、日本工芸の優れた作家に賞を贈り、日本美術の発展に寄与することを目的としています。第20回を迎える本賞は、工芸を選考対象として、美術界の第一線で活躍する研究者や工芸家に、現在最も活躍されている作家17名を推薦していただき、厳正な審査の結果、大賞には林曉氏が選出されました。本展覧会は、現代のトップクラスの作家17名による代表作54点を展観し、現代工芸の最前線を展望します。   展示目録はコチラ  

大賞

 

大賞:林 曉(はやし さとる)

(漆芸) 1954 年、東京に生まれる。東京藝術大学大学院修了。日本伝統工芸展に作品を出品する傍ら、富山 大学教授として教鞭をとる。2010 年、紫綬褒章受章。伝統的な黒漆や朱漆によって独創的な造形で シンプルな作品を制作する。デザインや造形手法にコンピューターを用いて、伝統工芸に先端技術を 取り入れる点も注目される。(作品名:乾漆蓮花食籠)

 

招待作家

石橋裕史(陶芸) 作品名:彩刻磁鉢│さいこくじはち 制作年:2017 年

 

神農 巌(陶芸) 作品名:渦動│かどう 制作年:2015 年

 

林 香君(陶芸) 作品名:雪月花│せつげつか 制作年:2016 年

 

 

深見陶治(陶芸) 作品名:線上ノ景│せんじょうのけい 制作年:2016 年

 

上原利丸(染織) 作品名:阿古屋に染まる│あこやにそまる 制作年:2016 年

 

釜我敏子(染織) 作品名:型絵染着物「駒繋ぎ文」 │かたえぞめきもの こまつなぎもん 制作年:2017 年

城間栄順(染織) 作品名:琉球紅型着物「彩潮」 │りゅうきゅうびんがた きもの あやしお 制作年:2017 年

 

大谷早人(漆芸) 作品名:籃胎蒟醤菓子器「緑風」 │らんたいきんまかしき りょくふう」 制作年:2015 年

 

並木恒延(漆芸) 作品名:雲が行く│くもがいく 制作年:2015 年

 

三好かがり(漆芸) 作品名:彩切貝蒔絵箱「Striped Twilight」 │いろきりがいまきえはこ 制作年:2013 年

 

萩野紀子(金工) 作品名:鍛矧合壺「線」│たんはぎあわせつぼ せん 制作年:2016 年

 

橋本真之(金工) 作品名:揺らぐ日々の中に(果樹園─変位) │ゆらぐひびのなかに かじゅえん へんい 制作年:2008 〜2016 年

 

前川正治(木工) 作品名:エンドレス 制作年:2016 年

 

武関翠篁(竹工) 作品名:花籃「来光」│はなかご らいこう 制作年:2016 年

中村信喬(人形) 作品名:東士献刀│とうしけんとう 制作年:2015 年

佐々木眞澄(七宝) 作品名:北帰行│ほっきこう 制作年:2015 年