展覧会

開催予定

坂東玉三郎衣裳展

2025.10.24(金) - 2025.12.14(日)

概要

この度、坂東玉三郎特別舞踊公演にあわせ、坂東玉三郎衣裳展を開催します。玉三郎丈は、自身が演じる役の舞台衣裳を制作するにあたり、役柄や季節にあわせた情景・配色にこだわりつつ、織物や刺繍の職人に直接思いを伝えて依頼しています。
この度の衣裳展では、歌舞伎の4つの演目に登場する〈花魁〉をテーマに玉三郎丈の愛蔵品の中から特別に12点を選定して展示します。玉三郎丈の美意識に彩られた豪華舞台衣裳の数々をこの機会にどうぞお楽しみください。

1 『助六由縁江戸桜』より、玉三郎演じる三浦屋揚巻が、花魁道中や続く髭の意休とのやり取りでまとう衣裳と終盤で助六を隠す裲襠(室井東志生画)を展示。

2 『檀ノ浦兜軍記』より、傾城・遊君阿古屋が、秩父庄司重忠の尋問に対し、琴、三味線、胡弓を演奏して身の潔白を明かす琴責めの段の衣裳を展示。

3 『廓文章 吉田屋』より、扇屋夕霧が、勘当が解かれた藤屋の若旦那・伊左衛門とめでたく結ばれる大団円にてまとう豪華な裲襠を展示。

4 『籠釣瓶花街酔醒』より、吉原の傾城・兵庫屋八ツ橋の花魁道中その他の場面でまとう衣裳5点を初めて展示。