四季 季節のみどころ
花々を楽しむ名所
例年4月初旬には、ムア スクエアのソメイヨシノが開花し、満開の桜越しに相模湾を望むことができます。
芝生広場の枝垂桜は4月中旬からが見頃です。
4月下旬になると瑞雲郷つつじ山の花が咲き始めます。約3,000㎡の円形の山に、久留米、琉球、霧島、平戸など約40種類、3,600株の花が咲き乱れ、赤、白、ピンクなどの美しいモザイク模様を見せます。茶の庭の竹林には、野生種の大島桜が白色の花を多数つけます。
竹林には、4月下旬には筍が芽をだします。
晴れた日には、散策することもでき、吹きぬける風と心地よい笹の葉の音を楽しめます。散策の後は、東屋でおくつろぎください。
夏の喧騒を離れ、静寂のひと時
初島、伊豆大島が浮かぶ真っ青な海に白い入道雲が広がる景観は、夏の爽やかさを感じさせられます。
大自然が織りなす雄大なパノラマをお楽しみください。
茶の庭に向かう路地には苔が生し、馬酔木、熊笹、モミジなど緑が溢れています。
茶室「一白庵」の側に設えられた蹲は涼を呼び、可憐な姿を見せるギボウシやヤマユリ、桔梗なども楽しめます。
茶の庭のモミジの緑が青い空に映えます。
日本で最も遅い紅葉を愉しむ
例年11月中旬から12月初旬にかけて、茶の庭のモミジは美しく紅葉し、隠れた紅葉狩りスポットとして人気を集めています。
茶の庭では、ススキ、リンドウ、ホトトギス、ハギなどの秋草が見られます。
赤や黄色の紅葉を愛でながら、茶室一白庵でお抹茶を楽しむことができます。
光琳屋敷前の用水路には、紅葉の葉が浮かび、秋の風情を一層引き立てます。
一足早い春の訪れ
1月になると熱海の梅は咲き始め、一足早い春の訪れを感じることができます。
例年2月には、瑞雲郷梅園の約360本の古木に紅白の梅が咲きそろいます。種類は、寒紅梅、三月紅梅、まや紅梅、薄紅豊後、白加賀、青じく、枝垂れなど多様です。
冬の晴れた日には、空気が澄みわたり、初島、伊豆大島が浮かぶ相模灘をはじめ、三浦半島、房総半島などの遠望まで楽しむことができます。
温暖な熱海でも標高300メートルに位置するMOA美術館では稀に雪景色が見られます。茶室や梅の木に雪が降り積もり、一面銀世界となります。