冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏

データ

作者 葛飾北斎
時代 江戸時代(19世紀)
素材・技法 横大判錦絵揃物 四十六枚揃の内
サイズ 24.6×35.0㎝

解説

この神奈川沖浪裏は、このシリーズのなかでも出色のもので、遠近法を用いて、立体的な量感をこれほど盛り上げているものはない。西洋画風の藍の濃淡による陰影法が用いられているが、それが日本古来の波頭表現と一体となり、見事な装飾的効果をあげ、力強い画面を作り上げているほか、藍と白との鮮麗な対比がよく生きている。

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