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2021熱海座「千住真理子ヴァイオリンコンサート」

2021.10.16|土|

概要

Overview

祈りのメロディ、懐かしい名曲の数々を、ストラディヴァリウスの響きに乗せて奏でます。
音のバイブレーションに包まれに、是非いらして下さい。
素晴らしい名画と共に、お待ちしています。
                    千住真理子

 

今年でデビュー45周年を迎える千住真理子さんのヴァイオリンコンサート。MOA美術館能楽堂では2年ぶりの演奏会です。

日程:2021年10月16日(土) 
開演:14:00 
会場:MOA美術館能楽堂 

ヴァイオリン:千住真理子
ピアノ:山中惇史 

プログラム:
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調
シューベルト:アヴェ・マリア
ショパン:別れの曲
ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌
黒人霊歌:アメイジング・グレイス<無伴奏バージョン>

料金(全席指定・入館料込):
5,500円(友の会5,000円)
※未就学児童の入場はできません。

◆チケット好評発売中 

※MOA美術館ホームページのオンラインチケット及び
 チケットぴあ、館内受付、電話予約にてお求めいただけます。
 

 

 

千住真理子ヴァイオリンコンサート

みどころ・聴きどころ


名器・ストラディヴァリウス・デュランティについて

(1) ヴァイオリンの名器として名高いストラディヴァリウスは、イタリア北部、クレモナの弦楽器製作者アントニオ・ストラディヴァリ(1644-1737年)が製作した楽器です。
その中でも、特に並外れた名器が多く生み出された黄金期中の黄金期と言われるのが、1714~1716年の3年間。千住真理子さんの『デュランティ』はまさに1716年製であり、ナタン・ミルシテイン(20世紀ロシア最大の巨匠)が生涯愛した『ゴールドマン』や、ほとんど製作された時の姿のままで発見され、現在オックスフォード大学の博物館に所蔵されている『メシア』やイタリアの国宝『メディチ』などそうそうたる名器と同時期に制作されたヴァイオリンです。

(2) デュランティの最初の所有者はローマ法王クレメント14世でしたが、法皇の没後、フランスの貴族デュランティ家に渡ったことが『デュランティ』という号名の由来となっています。その後、スイスの富豪の手に渡り、長い間コレクションとして眠っていましたが、2002年その富豪が手放すことになりました。 その際に「博物館などではなく実際に演奏してくれる人へ」という条件がつけられ、デュランティにふさわしいヴァイオリニストが世界中からリストアップされた際、その中に千住真理子さんの名前が上がったのです。

(3) 千住さんは、この運命的な出会いについて「一音弾いて、生き物に触れたような感覚に身震いし、楽器のオーラを感じて手離すことができなかった」「デュランティとの出会いで、私はまたゼロからの出発点にたった。今まで演奏してきた全ての音楽は無いのに等しい。これからが私の本当の音楽人生なのかもしれない」と語っています。

(4) 最高の楽器は、その多くがまるで引き寄せられるように最高のパートナーである一流演奏家と巡り合うもののようです。長い眠りから目覚めた名器が一流の演奏家の手にわたることを望み、大勢の候補の中から千住さんを選んだのかもしれません。ぜひ、MOA美術館の能楽堂で、千住真理子さんが奏でるデュランティの響きをご堪能ください。

 

祈りの「アヴェ・マリア」
2011年、東日本大震災を受け、千住真理子さんは東北の陸前高田市、大船渡市、仙台市の仮設住宅や保育園、障害者施設を訪れ、ボランティアの演奏会を行ないました。その後2011年11月16日に発売されたアルバム『アヴェ・マリア』に関して千住さんは、「祈りたいとき、私はヴァイオリンを弾く。小さい時からそうしてきた。祈りの気持ちを音に込める。神に届くようにと願いながら。まったくの無神論者である私は、己の心にある神を信じ、自分流に祈ることをしてきた。このCDは「祈りの心」を詰めたCDである。いま苦しみの中にいるひと、いま淋しくてたまらないひと、悩んでいるひと、悲しみから立ち直れないひと、そのひとに早く幸せが訪れますように。凍えて震えている心が、あたたかな陽だまりにつつまれますように。」と語っておられます。

世界規模のコロナ禍、自然災害などさまざまな苦しみを、音楽を通して少しでも癒して欲しいと願い演奏される「祈りのアヴェ・マリア」。私たちも祈りながら聞かせていただきたいと思っています。

 

演奏者プロフィール
千住真理子(ヴァイオリン)
2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。
NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶應義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。
文化大使派遣演奏家としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行う。
1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。
1999年2月 ニューヨーク・カーネギーホールのウェイル・リサイタルホールにて、ソロ・リサイタルを開き、大成功を収める。
2002年秋 ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。
2015年 デビュー40周年を迎え、1月にイザイ無伴奏ソナタ全曲「心の叫び」、2月にはバッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲「平和への祈り」をリリース、両作品ともレコード芸術誌の特選盤に選ばれた。
2016年 300歳の愛器デュランティと共に奏でるアルバム「MARIKO plays MOZART」をリリース。またプラハ交響楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団と各地で共演。
2017年 ブラームス没後120年記念「ドラマティック・ブラームス」をリリース、また全国でスーク室内オーケストラとツアーを行い、好評を博した。
2020年、デビュー45周年を迎え、コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍中。

 

山中惇史(ピアノ)
1990年生まれ。愛知県岡崎市出身。 東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、 同大学音楽研究科修士課程作曲専攻修了。在学中、指揮科、弦楽科ティーチングアシスタントを歴任。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲一般の部第3位。東京藝術大学木曜コンサート(室内楽作品)及びモーニングコンサート(オーケストラ作品)に選抜される。「JR岡崎駅イメージソング」(2013)「岡崎市立翔南中学校校歌」(2014)「祝典行進曲」(2016 岡崎市制100周年記念、岡崎スクールバンド協議会委嘱) など、出身地である岡崎市への楽曲提供も数多く行う。器楽、室内楽、合唱など多数がヤマハミュージックメディア、カワイ出版などから出版されている。またピアニストとしては、上野耕平、漆原朝子、 漆原啓子、川井郁子、清水高師、ピエール・アモイヤル、寺谷千枝子各氏をはじめとする国内外のアーティストと共演を重ねている。2014年、小川響子氏とのデュオで第2回デザインK国際音楽コンクールにてグランプリ受賞。編曲の分野に於いても担当したアーティストはクラシックからポップスまで幅広い。ピアニスト、作曲家、アレンジャーとして参加した各CDはレコード芸術誌にて特選盤、 準特選盤に選出されている。メディアではNHK-FM、TBSラジオ、NHK、日テレなどの番組に出演。

 

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