イベント
MOA美術館開館40周年 熱海座 11月演能会
2022.11.20(日)
概要
観世流二十六世観世宗家観世清和師を迎え、「石橋」(しゃっきょう)を上演します。今回は大獅子という小書き(特殊演出)での上演で、ご宗家親子の競演となります。開館40周年を祝い、紅白の親子獅子の舞をお楽しみください。狂言も35年ぶりの上演となる「鍋八撥(なべやつばち)」です。秋の紅葉とともに熱海座演能会をお楽しみください。
日時:令和4年11月20日(日)
12:30開場
13:30開演
演目:能 観世流「石橋 大獅子」
出演者
尉/白獅子 観世清和(観世流二十六世観世宗家)
赤獅子 観世三郎太
寂昭法師 福王和幸
仙人 野村裕基
笛 山村友子
小鼓 鵜澤洋太郎
大鼓 亀井広忠
太鼓 林雄一郎
『石橋』見どころ・あらすじ
文殊菩薩が住む浄土と信じられる清涼山。寂昭法師がこの山に掛かる石橋を渡ろうとすると、ある仙人に出会います。仙人は、“ 厳しい修行を終えた者でもこの橋は渡れるものではない。しばらくここで奇瑞を待つのがよい”と法師に言い残して去ります。やがて法師が待っていると、文殊菩薩に仕える獅子2頭が法師の目の前に現れ、咲き誇る紅白の牡丹に戯れて豪壮に舞います。
獅子が頭の毛を豪快に振る「毛振り」が見せ場の本演目は、歌舞伎舞踊「連獅子」や「鏡獅子」などを生み出した本元となる作品です。豪華絢爛な舞が見る人をすがすがしい気持ちに満たす大変おめでたい演目、紅白の獅子の動きの対比も見どころで観世ご宗家親子でのご出演です。
狂言 和泉流「鍋八撥」
出演者
鍋売り 野村太一郎
鞨鼓売り 中村修一
目代 深田博治
『鍋八撥』見どころ・あらすじ
所の目代が、「新しく市を開くにあたって最初に一番の店にたどり着いた者に免税などの特権を与える」というお触れ書を出します。これを読んで最初にかけつけた鞨鼓売りは、夜明けまでひと眠りをします。そこに鍋売りが現れ、鞨鼓売りの前に横になって一番乗りを装います。目を覚ました鞨鼓売りと鍋売りは目代を間にして言い争いになり、勝負をつけるためにお互いに技を競い始めます。鍋売りは負けじと鞨鼓売りの技を真似して対抗しますが・・・。上品な楽器の鞨鼓と、日用品の鍋とを同じ土俵に上げて競い合う可笑しさが魅力的なお話です。
料金:SS席8,000円(友の会7,000円)
S席7,500円(友の会6,500円)
A席5,000円(友の会3,500円)
B席4,000円(友の会2,500円)
会場:MOA美術館 能楽堂
MOA美術館公式オンラインチケット及び電話予約にてお求めいただけます。
MOA美術館 :https://www.e-tix.jp/moaart/
チケットぴあ:http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2230458
お問合せ:MOA美術館能楽堂 Tel 0557-84-2500
チケット販売開始:2022年9月3日(土) 10:00~