展覧会

特別展 井上涼展 夏休み!BYOBUびじゅチュ館

2019.07.20(土) - 2019.08.27(火)

概要

井上涼さんによる本展のための新作の映像インスタレーションに加え、尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」をモチーフにした新作作品、NHK Eテレ『びじゅチューン!』で制作したアニメーションの原画、そして歌のもとになったほんもののびじゅつ作品などを展示します。

主催:MOA美術館

後援:熱海市、熱海市教育委員会、NHK静岡放送局

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特別展 井上涼展 夏休み!BYOBUびじゅチュ館(Youtube)

 

展示風景   ※展示室での写真撮影、SNSへの投稿はしていただいて構いません。(アニメの動画撮影、フラッシュ、三脚等の使用は不可)

 

最初のコーナーは、「紅白梅図屏風」をテーマとした展示です。「紅白梅図屏風グラフ」のアニメに使った原画や音色を組み合わせ家族で楽しめる「バラバラ音楽マシーン」をお楽しみください。本展のために国宝「紅白梅図屏風」から着想を得て井上涼さんが描いた「紅白梅おとまり会図屏風」も展示されています。画中には、「びじゅチューン!」の人気キャラクターがたくさん描き込まれています。メイキングの動画も紹介しています。

 

次のコーナーでは、「びじゅチューン!」に取り上げられたほんもののびじゅつひんをお楽しみください。尾形光琳 国宝「紅白梅図屏風」、野々村仁清 国宝「色絵藤花文茶壺」、葛飾北斎 「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」、歌川広重 「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」をはじめ縄文火焔型土器や洛中洛外図屏風など関係のある作品を展示しています。作品解説の横には井上涼さんの作品に対する自筆コメントが寄せられています。

 

鮭ミラーボール、五弦琵琶に送った寄せ書き、祖母のコロッセオハット、縄文土器先生の衣装など「びじゅチューン!」で紹介された小道具が展示されています。舞台セットでは記念写真の撮影ができます。「赤ずきんと健康」、「忍者とおばけ美術館」など井上涼さんの「びじゅチューン!」以外の人気映像作品も紹介しています。

 

本展のために新たに制作したアニメ「忍者と記憶喪失図屏風」です。忍者BとCのもとに記憶喪失になった屏風が訪れ、元の姿を探し求めます。屏風の記憶は蘇るのでしょうか?「どっこいエブリナイト」の梅さゆみも初登場します。

 

ムンクの叫びラーメン店長や忍者B、Cと一緒に写真が取れるコーナーです。ミュージアムショップでは、本展のオリジナルグッズも紹介してます。the cafeでは、「ザプーンドプーンLOVE」をモチーフとした「ザプーンドプーンソフトクリーム」も本展期間限定で発売中。4時間目となる新たな「びじゅチューン!ガチャポン」も人気です。(8/18現在売り切れ、入荷待ちです)また、中学生以下の方には、スタンプラリーうちわをプレゼント中です。

 

屏風にきっちりと敷き詰めるように貼られた背景の金箔のタテヨコの線、折れ曲がった梅の枝。それらを見て「人生の起伏を示す折れ線グラフ」を想像しました。

 

【国宝「紅白梅図屏風」尾形光琳 特別展示】 7月30日(火)〜8月18日(日)(MOA美術館)

 

 

江戸時代につくられた壺で、咲き乱れる藤の花々は金泥でふちどられていて華やか。「壺」から「ツボ」、こんな藤の花が咲き乱れる空間でマッサージしてもらったらさぞ気持ちいいだろうなぁ、と発想した。

国宝 色絵藤花文茶壺 野々村仁清 (MOA美術館)

 

 

遠くでクールに立つ富士山と、しぶきを上げて荒れ狂う大きな波。対照的な両者を見ていて思ったのです。波は、富士山に何かを伝えようとして、もがいているのではないか・・・と。

 

神奈川沖浪裏 冨嶽三十六景 葛飾北斎 (MOA美術館)

 

 

浮世絵は、19世紀末ヨーロッパに渡って多くの人を魅了した。特に、この作品はゴッホが油絵で模写をのこしていることで有名。「雨」を黒や灰色の線として表現することは、当時のヨーロッパの人々にとっては想像したこともないような新鮮な描き方だった。

 

大はしあたけの夕立 名所江戸百景 歌川広重 (MOA美術館)

 

原画も展示します。

 

動画はコチラ↓

紅白梅図屏風グラフ

 

ツボのツボマッサージ師

 

©️NHK・井上涼2019