展覧会

第20回岡田茂吉賞展 -工芸アートの最高峰-

2017.09.01(金) - 2017.10.24(火)

MOA美術館 リニューアルオープン記念 第6弾

概要

MOA美術館の創立者岡田茂吉は、終生変わることのなかった美術愛好家として、日本美術の動向に注目し、芸術家の活躍に深い関心を払い続けました。

岡田茂吉賞は、創立者の遺志を継承し、日本工芸の優れた作家に賞を贈り、日本美術の発展に寄与することを目的としています。第20回を迎える本賞は、工芸を選考対象として、美術界の第一線で活躍する研究者や工芸家に、現在最も活躍されている作家17名を推薦していただき、厳正な審査の結果、大賞には林曉氏が選出されました。本展覧会は、現代のトップクラスの作家17名による代表作54点を展観し、現代工芸の最前線を展望します。

 

展示目録はコチラ

 

大賞

 

大賞:林 曉(はやし さとる)

(漆芸)
1954 年、東京に生まれる。東京藝術大学大学院修了。日本伝統工芸展に作品を出品する傍ら、富山
大学教授として教鞭をとる。2010 年、紫綬褒章受章。伝統的な黒漆や朱漆によって独創的な造形で
シンプルな作品を制作する。デザインや造形手法にコンピューターを用いて、伝統工芸に先端技術を
取り入れる点も注目される。(作品名:乾漆蓮花食籠)

 

招待作家

石橋裕史(陶芸)
作品名:彩刻磁鉢│さいこくじはち
制作年:2017 年

 

神農 巌(陶芸)
作品名:渦動│かどう
制作年:2015 年

 

林 香君(陶芸)
作品名:雪月花│せつげつか
制作年:2016 年

 

 

深見陶治(陶芸)
作品名:線上ノ景│せんじょうのけい
制作年:2016 年

 

上原利丸(染織)
作品名:阿古屋に染まる│あこやにそまる
制作年:2016 年

 

釜我敏子(染織)
作品名:型絵染着物「駒繋ぎ文」
│かたえぞめきもの こまつなぎもん
制作年:2017 年

城間栄順(染織)
作品名:琉球紅型着物「彩潮」
│りゅうきゅうびんがた きもの あやしお
制作年:2017 年

 

大谷早人(漆芸)
作品名:籃胎蒟醤菓子器「緑風」
│らんたいきんまかしき りょくふう」
制作年:2015 年

 

並木恒延(漆芸)
作品名:雲が行く│くもがいく
制作年:2015 年

 

三好かがり(漆芸)
作品名:彩切貝蒔絵箱「Striped Twilight」
│いろきりがいまきえはこ
制作年:2013 年

 

萩野紀子(金工)
作品名:鍛矧合壺「線」│たんはぎあわせつぼ せん
制作年:2016 年

 

橋本真之(金工)
作品名:揺らぐ日々の中に(果樹園─変位)
│ゆらぐひびのなかに かじゅえん へんい
制作年:2008 〜2016 年

 

前川正治(木工)
作品名:エンドレス
制作年:2016 年

 

武関翠篁(竹工)
作品名:花籃「来光」│はなかご らいこう
制作年:2016 年

中村信喬(人形)
作品名:東士献刀│とうしけんとう
制作年:2015 年

佐々木眞澄(七宝)
作品名:北帰行│ほっきこう
制作年:2015 年