イベント・ピックアップ

世界的ピアニスト マルタ・アルゲリッチ からの贈り物

別府アルゲリッチ音楽祭フィルムコンサート

2021.08.13|金| - 2021.08.15|日|

概要

Overview

 

日時:令和3年8月13日(金)~15日(日)
 ① 11:00〜
 ② 13:30〜      

会場:MOA美術館・能楽堂 
料金:無料(入館料別途)

熱海市民入館無料期間【7月16日(金)~ 8月31日(火)】
熱海市民利用証、運転免許証など、熱海市民とわかるものをお持ちください。

〔放映曲目〕
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49  (約28分)
演奏: アルゲリッチ(ピアノ)、清水高師(ヴァイオリン)、ジャン・ワン(チェロ)
~第3回 別府アルゲリッチ音楽祭より

ラヴェル:マ・メール・ロワ (約15分)
演奏: アルゲリッチ(ピアノ)、チョン・ミョンフン(ピアノ)
~第1回 別府アルゲリッチ音楽祭より

 

To the people of Atami,

I am at a loss for words seeing the disasters happening around the world.
I experienced the excellent traditional Japanese spiritual culture at Nogakudo in MOA Museum.
I feel deep sadness thinking of the people who have lost their loved family members due to the flood that happened in Atami, a place blessed with such beautiful nature.
I would like to extend my heartfelt condolences for their loss.
I hear that there are still people unaccounted for.
I only hope they will return to their loving families as soon as possible.
I sincerely hope for the safety of the people affected and that peaceful daily life will return to them again soon.
I believe that the solidarity of the people in Atami who have fostered the wonderful Japanese spiritual culture will surely make this possible.

July 28, 2021

Martha Argerich

President, Argerich Arts Foundation
General Director, MUSIC FESTIVAL Argerich's Meeting Point in Beppu

 

熱海の皆さまへ

世界で起こる災害に言葉を失っています。
MOA 美術館の能楽堂では、素晴らしい日本の伝統的な
精神文化に触れました。
その美しい自然に恵まれた皆さまの熱海で、
水害によって尊い命が奪われ、
大切な家族を失われた皆さまのお気持ちを思う時、
深い悲しみを覚えます。
心からお悔やみを申しあげます。
今も不明な方々がいらっしゃるとのこと、
一刻も早くご家族のもとへと祈らずにはいられません。
また、被災された皆さまのご無事と
皆さまに再び平穏な日常が戻ることを、
心から願っています。
そして日本の美しい精神文化を育まれている
熱海の皆さまの連帯が、きっとそのことを
可能にされることを信じています。

2021 年7 月28 日
マルタ・アルゲリッチ
公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団 総裁
別府アルゲリッチ音楽祭 総監督

〔フィムルコンサート解説〕
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49
アルゲリッチ音楽祭の初期のコンサートからご覧いただきます。
室内楽からメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲 第1番とピアノ連弾でラヴェルのマ・メー ル・ロワです。
メンデルスゾーンは1809年ドイツ生まれのロマン派の音楽家です。
代表曲はヴァイオリン協奏曲、結婚行進曲や多くのピアノ曲がありますが美しい旋律や軽 快な曲調が人々に愛されています。
このピアノ三重奏曲は4つの楽章に分かれています。特に第二楽章の美しさは格別で、心に 深くその優しさが伝わってきます。第三楽章は軽快な音楽でアルゲリッチの技巧が冴え渡 り、目にも止まらない早さで駆け抜けていきます。
ヴァイオリンの清水さんは巨匠ヤッシャ・ハイフェッツの数少ないお弟子さんです。
チェロのジャン・ワンさんは中国で見いだされた優秀な音楽家で欧米でも活躍しています。 国も育った環境の違う3人の音楽 家が音楽で会話しながら、メンデルスゾーンが求めたも のへと向かっていく醍醐味をお楽しみください。

ラヴェル:マ・メール・ロワ
ラヴェルは 1875 年に生まれたフランスを代表する印象派の音楽家です。同じ時代にはドビ ュッシーがいました。
ラヴェルの作品のボレロはオーケストラの楽曲として有名です。
マ・メール・ロワは母親がこどもに語る物語です。それぞれにつけられた題名を参考にお楽 しみください。
演奏しているチョン・ミョンフンさんは、指揮者として有名ですが、ピアニストとしてのデ ビューでした。
初めてのアルゲリッチとの共演ですので、とても貴重な記録でもあります。
チョン・ミョンフンさんはとても嬉しそうでしたし、緊張もしていらっしゃいましたが、とても楽しそうな演奏でアルゲリッチの笑顔も印象的です。
指揮者としての視点で音楽全体を捉えて、この楽曲はオーケストラでの演奏もあるので、多 くの楽器の表現が感じられる演奏にもなっています。
チョン・ミョンフンさんは音楽祭での出会いが、日本に対する印象がすっかり変わるような 出会いだったと後日語っておられますが、各々の国が持つ負の面も音楽という共通の喜び を通して、人々のふれあいによって良い方向へ転換していくことが出来る事を証明してく れた瞬間でもあったように思います。
音楽が人に寄り添い、そして何よりも安心して音楽が聴ける平安な日々でありますように 祈りたいと思います。

解説:伊藤京子(別府アルゲリッチ音楽祭総合プロデューサー、公益財団法人アルゲリッチ 芸術振興財団副理事⾧)

主催: MOA美術館
特別協力: 公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団

新型コロナウイルス感染症への対応について
・場内は換気対策を実施します。
・消毒用アルコールを設置していますので入退場の際にご利用ください。
・扉、座席等直接触れる機会の多い部分につきましては、定期的に除菌作業を行っています。
・スタッフはマスク着用での対応をさせていただきます。

お客様へのお願い
・マスクの着用、咳エチケットへのご協力をお願いいたします。
・咳、のどの痛み、発熱などの体調不良をお感じの場合、恐れ入りますが、ご来場をお控えくださいますようお願い申し上げます。

【問い合わせ】
MOA美術館 能楽堂事務局 0557-84-2500(休館日を除く、10:00~17:00)