展覧会
UKIYO-E 江戸の美人画
2024.03.01(金) - 2024.04.16(火)
概要
江戸時代、大都市に成長した江戸では、活発な経済活動を背景に町人の文化が開花し、庶民の関心事を主題とする浮世絵がめざましく発展しました。なかでも女性の衣装・姿態・容貌に関心が向けられ、遊女や市井の看板娘らをモチーフとする美人画が流行しました。細密な描写で気品溢れる女性を表現した勝川春章や、女性の表情を画面一杯に描く美人大首絵を創出した喜多川歌麿など、個性あふれる絵師たちが活躍しています。本展では当館コレクションの中から肉筆及び版画の美人画作品を展観するとともに、オリジナルのデジタル映像を上映して、その魅力を発信します。作者の美意識や時代の好尚を反映しながら描かれた華やかな美人画の数々をご堪能ください。
主な展示作品
「江戸風俗図巻」 菱川師宣 江戸時代17世紀
重文「雪月花図」 勝川春章 江戸時代18世紀
重文 婦女風俗十二ヶ月図 勝川春章 江戸時代 18世紀
重文 「二美人図」 葛飾北斎 江戸時代19世紀
「見立鉢の木」 鈴木春信 江戸時代明和3年(1766)頃
「源重之(三十六歌仙のうち)」鈴木春信 江戸時代明和4〜5(1767-8)年頃
「婦女人相十品 文読美人」 喜多川歌麿 江戸時代18世紀
「名所腰掛八景」 喜多川歌麿 江戸時代18世紀